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【クロアチア料理】チェヴァピ厳選!ザグレブ人気の5選(B級グルメ)

クロアチアB級グルメチェヴァピのおいしいお店 ザグレブ
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クロアチア旅行で一度はお世話になるB級グルメといえばチェヴァピćevapi(チェヴァプチチ ćevapčići)。はずれが少なく値段も手ごろな庶民の味。クロアチアの首都ザグレブでおいしいと評判の厳選5店をご紹介します!

チェヴァピとは?

チェヴァピまたはチェヴァプチチは、元をたどるとトルコに起源をもつ料理で、旧ユーゴ各地をはじめ南東欧各国で広く食べられています。はずれがあまりないのと、お値段も手ごろなので便利な料理です。クロアチアのB級グルメについては別記事で詳しくご紹介します。

クロアチアの首都ザグレブ人気のグリル店!

ザグレブにはおいしいといわれるチェヴァピのお店がご覧のようにたくさんあります。白は評判だけどまだ実際には行ったことがないお店、青は何度も行ったことがあるおすすめのお店、赤は評判で一度行ったことがあるけど、わが家の好みにはあわなかったお店です。

今回は、そのなかでも5店を厳選して食べ比べをしてきました。今回ご紹介したところは、いずれも牛肉100%使用、炭火焼のお店です。

Tvornica Pljeskavica Kosta

Tvornica Pljeskavica Kosta(トゥヴォルニツァ・プリェスカヴィツァ・コスタ)は、ザグレブのベスト・チェヴァピ、で検索するとどのリストでも必ずランクインしている有名店です。場所は、ザグレブ観光に便利な中心部からは、タクシーまたはトラム利用で15分ほどの場所にあります。

コスタさんのプレェスカビツァPljeskavica工場という名前の通り、本来はチェヴァピよりプレェスカビツァ(ハンバーグ)が有名で、おすすめです。人気なので予約が必要です。お店はグリル屋さんの定番で超シンプルです。

注文してからチェヴァピが出てくるまでの標準待ち時間は20分ですが、テイクアウトが多い時間帯はそれより待つ場合があるので、時間に余裕をもって出かけましょう。

お値段はチェヴァピćevapi40kn、レピニャlepinja(ソムンsomun)という平たいパン5kn、カイマクkajmakというバターとヨーグルトの中間のようなコクのある郷土スプレッド12kn、ミネラルウォーター12kn、合計69kn(約1200円)。女性一人だとチェヴァピは半分お持ち帰りになるかなと思います。

このときは夫と次男と行ったので、夫のお気に入りのđevrek60kn、urnebes 12knやフライドポテト、サラダも頼みました。ビールの品ぞろえは、クロアチア産の定番ビールです。

実は、オーナシェフのコスタさんが独立する前に働いていた別のTPKというグリル屋さんが別のロケーションにあります。間違えないようにご注意ください。

  • 住所:Savska 107/1, Zagreb
  • 営業時間:月ー木10 – 22時、金・土10 – 23時、日曜日休み
  • アクセス:トラム 4, 5, 14,17番Vjesnik駅(Savska通り)
  • カードOK

Urban Grill Sarajevo

次にご紹介するのはアーバングリル・サラエボUrban Grill Sarajevoです。ザグレブ中心部からは車で25分ほどの場所にあります。

ここも気になっていたお店の一つだったのですが、私がおいしいチェヴァピの取材をしていると知ったクロアチア人の友達が、ぜひ紹介したい、とわざわざ車を出してくれました。

行ったときはコロナ禍でテイクアウトのみ。まだ寒い時期だったので車の中で食べましたが、通常であれば屋内またはテラス席に座って食べることができます。

お値段はチェヴァピ33kn、レピニャ半分込み、カイマク7kn、ドリンクなしで合計40kn。郊外の地元の人しか行かない場所なので、手ごろなお値段です。

店内で食べられるとチェヴァピは半分サイズの5個入り17knや7個入り25knが選べるようです。またメニューをみるとチェヴァピとほかのグリルのコンビネーションも豊富です。

  • 住所:Zagrebačka avenija 104, Zagreb
  • 営業時間:毎日10 – 22時
  • 現金のみ

Magazinska klet

続いてご紹介するのは、日本のNHK BS、世界入りにくい居酒屋 「クロアチア ザグレブ」でも紹介されたマガジンスカ・クレットMagazinska klet。ザグレブ市内に3か所展開しています。

お値段はチェヴァピ36kn、レピニャ6kn、カイマク12kn、ミネラルウォーター12kn、合計66kn(約1200円)。量が多かったので、チェヴァピは半分お持ち帰りにしました。

日替わりランチメニューGableciが充実していて見落としていたようなのですが、ウェブサイトで見るとチェヴァピ小、ポテト、レピニャつきMali ćevapi, pomfrit, lepinja36knもありました。

周りの人は常連さんのようで、日替わりランチを食べている人が多かったです。お店で食べる人だけでなく、配達の人がひっきりなしに出入りしていました。

  • 住所:Magazinska 7, Zagreb
  • 営業時間:月ー金9 – 23時、土11-23時、日12-20時
  • カードOK

Plac

最後に、ザグレブ中心部の観光みどころからも行きやすいお店を2軒ご紹介します。

プラッツPlacは、イェラチッチ広場からドラツ青果市場に行く途中の中二階の軽食テラスにあります。

ガイドブックにもよく掲載されている人気店で、緑や赤いパンが目を引くハンバーガーもおいしいです。座席数が少ないお店なので、混んでいるときはテーブルが空いていないこともよくあります。

お値段はチェヴァピ42kn、小は26kn、レピニャ込み、カイマク8kn、ミネラルウォーター13kn、小さいほうを頼んだので合計47kn(約800円)。

ビールは地元のクラフトビールやサラエボビールなども取り扱っています。

  • 住所:Dolac 2, Zagreb
  • 営業時間:月ー土9 – 23時、日11-20時
  • カードOK

batak grill

トリを飾るのは、個人的に一番おすすめかな、と思うバタック・グリルbatakです。ここ10年の間に13店舗開業するに至ったグリルの人気店です。

グリルがおいしい店は普通は簡素でオシャレさとは無縁なのですが、西欧風のカジュアルでオシャレな雰囲気なのが人気の秘密。インテリア、デザートの品ぞろえ、フレンドリーで礼儀ただしい接客は、ほかのグリル屋さんとは一線を画しています。お値段も、グリル屋さんとしては若干高めですが、普通のレストランに比べると手ごろというのも人気の理由だと思います。

市内中心部の便利な立地なのですが、実はちょっとわかりにくい場所にあります。花の広場Cvjetni trgにある便利なショッピングモールCvjetni地上階のフードコートのイートインスペースに向かって左側にある通路を奥に入ります。市内中心部では人気のレストラン・カフェ通りトゥカルチチェヴァTkalčićeva通りにもあります。

できれば予約がおすすめです。ここではほかの料理もほぼはずれがなくておいしいです。

お値段はチェヴァピ45kn、7個入りは35kn、レピニャ半分3kn、カイマク8kn、ミネラルウォーター13kn、小さいほうを頼んだので合計59kn(約1000円)。ミニポーションで頼めるのと、パンも半分でオーダーでき、完食できました。

  • 住所:Centar Cvjetni, Trg Petra Preradovića 6, Zagreb
  • 営業時間:毎日11-22時
  • カードOK

チェヴァピあれこれ

実は、チェヴァピは、セルビアのレスコバチュキ風、ボスニアではサラエボ風またはバニャルカ風が有名です。それぞれ特徴があるのかなと思って調べてみたのですが、みな言っていることがまちまちで、よくわからなかったので、今後の継続課題とさせていただきます。ご存じの方がいらっしゃいましたら、ぜひ教えていただけるとうれしいです。

今回ご紹介したお店はいずれも座って食べる形式でしたが、テイクアウトタイプのお店も、特にアドリア海沿岸部では多数あります。テイクアウトの場合は、日本のタコ焼きやさん?のような感じで、あつあつをあまり待たずに買うことができます。

座って食べるタイプのお店は注文が入ってから焼き始めるので、注文してから料理が出るまで、約20分ほど待ちます。今回ご紹介したところは、いずれも人気店なので、ランチタイムや混んでいるときは30分くらい待つときもあります。行くときは時間に余裕をもっていくのがおすすめです。

まとめ

最初の予定では、もっとたくさんのお店で食べ比べをしようと思って、連日食べに行ったのですが、私の味覚レベルでは、お肉のひき方やスパイス、ジューシーさ、お肉の種類など、このレベルでは各店ほとんど違いを感じなかったので、今回は5軒だけにしました。

ご要望が多ければ、ほかのチェヴァピ食べ比べレポートもしますので、コメント欄にコメントしていただけるとうれしいです。クロアチア旅行で召し上がったチェヴェピやグリルのご感想やおいしいお店情報などもコメントして頂けると嬉しいです!

ザグレブのチェヴァピ食べ比べ、いかがでしたでしょうか?皆様のクロアチア滞在がより充実したものとなりますよう、心よりお祈りいたしております。

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