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必見!クロアチアの治安、傾向と対策でトラブル回避

クロアチアの治安 クロアチア
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クロアチアは日本より安全!?アンケート結果大公開

クロアチアの悪質タクシー事情

とはいえ、ザグレブ市内乗車の場合には、千円から2千円以内で収まるので、日本の感覚だと普通のタクシー料金の範囲内かと思います。

ドゥブロヴニク空港のタクシー料金表
ドゥブロヴニク旧市街ピレ門のタクシー料金表
ゆきこ
ゆきこ

現在は値上がりしています。2024年も情報が変わっていなかった2023年のタクシー料金表はこちら

ボラれた?と勘違いするものの、実際は正しいケース

一方通行の場合

ザグレブ空港でタクシーを拾う場合

悪質タクシー対策

  • 事前にタクシー料金表示の看板を確認
  • 乗る前に値段のめやすを運転手に再度確認
  • 「メーターどおり」と言われることもありますが、だいたいいくらかを必ず確認
  • スマホで料金表の写真を撮っておく
  • 事前に料金のめやすを調べておく
宿によっては空港送迎サービスを行っているところもあって安心ですが、相場より若干高い場合もたまにあります。

クロアチアのスリ事情

在クロアチア日本大使館からの情報によると、コロナ前の2019年度はスリ、置き引きなどあわせて30件以上被害の届け出がありました。1件の置き引きを除き、残りはすべてスリ被害の届け出でした。

ザグレブにおけるスリの傾向と体験談

お客様とバスターミナルに翌日分のバスのチケットを買いに行ったあとトラムで鉄道中央駅に戻り、公園を散策して、ドラツ市場まで行ったところで、バスターミナルではあったお客様の財布がなくなっていることに気付きました。トラムの中も空いていて、バスターミナルでも、特に変わった様子はなく、まったく気づかなかったので、本当にびっくりしました。公園を「きれいねー」とはしゃぎつつ写真をバシバシ撮っていたので、そのときかと思いましたが、もしかしたらトラムのなかだったのかもしれません。このときは、クロアチア旅行初日、お客様は母娘のお二人づれで、お母様がお持ちになっていたクーナ現金全部とクレジットカードが入った財布を取られました。
別のケースでは、鉄道中央駅前でお客様とトラムを待っているとき、若い男性が「日本人ですか?」などと英語で話しかけてきました。二言三言話しをして終わったのですが、そのあとで、お客様の財布がなくなっていることに気付きました。そのときは、クロアチア旅行も終盤、分散所持されていたので、1万円分のユーロが入ったお財布でした。あとで思うと、その話しかけてきた男性が怪しかったのかもしれません。
私は6番トラムで知らない人に声をかけられました。チケットの刻印について話しかけるのが手口と聞いていたのですが、それを当に言われました。若い女性3人組でずっと私のカバンを見ていましたが、6番トラムで話しかけられたらスリと疑えという情報があり、かなり警戒したので助かりました。
  • ザグレブのトラムで携帯電話をすられそうになった
  • 中央駅のインポルタンネの上りエスカレーターで、下段にいた男性に背負っていたリュックサックのファスナーを開けられそうになった
  • 2020年夏、トラムに入ろうとしたら女性がカバンの中に手をいれてきた
  • 15年前リュックに手をかけてきた女の子がいました。他の人はポケットの財布をすられていました
  • スリは未遂だったがスカーフを持った女性が背後にいてリュックを触られた。ちょうどスリが流行っていると聞いた時だったので警戒していて気が付いた。
  • 夏ザグレブ、フェスティバルで人が多い場所で、カバンにつけていた時計を盗られました
  • 数年前、当時ザグレブに2年ほど在住の50代女性がお友達と、6番トラムに乗車中、お財布をすられたとの話をきいた。

ドゥブロヴニクにおけるスリの体験談

10年以上前の話、ご両親と娘さんの3人連れのお客様のケースです。5リットル入りの飲み水を買って、娘さんがそれを抱えて、斜めがけにしたショルダーバッグが少し後方にずれていたそうです。
クルーズ客船の団体のお客様も、20人に一人以上の人がスリ被害にあったときもありました。

スプリットにおけるスリの傾向と体験談

ゆきこ
ゆきこ

2024年宮殿地下のおみやげ物売り場は一掃され、すっきりした空間になっています!

コロナ前の2019-2020年はスプリットのRivaには、2,3人組、母娘世代で観光客風な服装のスリ女性がたくさんいました。

プリトヴィツェ湖群国立公園におけるスリの体験談

観光ガイド同士の情報交換で怪しい人たちの写真が共有されているのですが、10代後半から30代の若い女性3人くらいの似たようなグループを、P3の船着き場で実際見かけたことがあります。

隣国スロヴェニアの首都、リュブリャナにおけるスリの体験談

リュブリャナのプレシェルノウ広場でカバンに入れていたお財布が、チャックを静かにあけて取られてしまった方もいました。一緒に警察へ届けに行ったところ、スリの数が増えてきていると警察官が言っていました。

スリ対策

  • 財布は2種類用意する、お金あまり持ち歩かない、とられてもよい財布を旅行用に用意するなど分散所持
  • カバンは身体の前、手をかけておくなど、貴重品を入れているバッグ、ポケットなどには常に注意を払う
  • 外国人というだけである程度目立ち、ターゲットにされやすい、ということを忘れないようにしています。
  • 視覚聴覚を研ぎ澄ませる(スマホをいじらない、イヤホンをしない)
  • お金なさそうにする
  • クロアチアに限らず海外全般に言えることですが、ビクビクしている方がひったくりなどに狙われやすく、堂々としていると被害に遭うことは少ないです。
自分でも鞄の中をかき回してみないと財布がどこに入っているかわからない状態なので、今まで様々旅行してますが、どこに行ってもスリにあったことはありません。もしかしたら持ってなさそうな風貌もその理由の一つかも知れません(笑)。

クロアチアの悪質ショップ事情

4年ほど前の春にSplitのRivaに連なっているジュエリーショップで強引な客引きをされました。日本から旅行で来た親戚のお土産探しに付き合った際のことです。店の名前は忘れましたが、港寄りの小さな店です。既製品のネックレスなどを自分の父親のデザインだと説明され高額な値段を請求、すぐに断り店を出たので被害はありませんでしたが店の外まで追いかけられました。 ただしRiva沿いのジュエリーショップは概ね誠実な商売をする評判の良い店がほとんどだと思います。

クロアチアの暴力事情

ただし、クロアチアは日本人在住者が未成年の子供を除くと120人前後という超狭い社会なので、同じ事例が拡散して複数カウントされている可能性もあります(笑)

10年以上前、サッカーの大きな国際試合でクロアチアが負けた夜、バーの前をたまたま通りかかった男性旅行者に酔った若者が殴りつけた、というケースを聞いたことがあります。

クロアチアにおける暴力事件対策

写真を撮ってチップ要求トラブル

私のお友達のクロアチアリピーター女性は、スプリットで、親しげな現地の10歳前後の女の子と写真の取り合いっこになって交流を楽しんでいたら、あとで5-10€のチップを要求されて後味が悪い思いをした、という話を聞いたことがあります。
写真はイメージです

クロアチアの置引き事情

私自身の体験では、ザグレブのおしゃれで人気のカフェやレストランがならぶトゥカルチチェヴァ通りのハンバーガー屋さんで、聞きました。店で食事をしているとき、10歳前後の女の子がふらーっと入ってきて、くるっと周って、出て行った後に店員さんに「今の子は卓上においてあるスマホをもって逃げるから気を付けるように」と教えられて、びっくりしました。お店の人は、女の子が入ってきても注意するわけではなく、すごく驚きました。

基本的に10-12歳くらいの子供が1人二人でレストラン街をうろうろすることはないので、要注意です。

置引き対策

クロアチアのカードスキミング、悪質両替事情

クロアチアのひったくり事情

クロアチアではカジノが合法化されていて、大きなホテルなどに併設されているのですが、そのカジノで夜大儲けした日本人男性が、宿泊していたザグレブ中心部の別のホテルに深夜戻ろうとしたところ、おそらくあとからつけてきていたのでしょう、かばんをひったくられ、走り去られたことがありました。その男性は、とっさに追いかけたところ、泥棒が近くの角を曲がったところで、ばったり警官に遭遇。すぐにつかまって、取り戻すことができましたが、軽傷を負いました。

ひったくり対策

クロアチアのぼったくりレストラン事情

ドゥブロヴニク旧市街や夏の海辺の観光客に人気のエリアでは、地元の方はそもそも外食をすることはほとんどないそう。

ぼったくりレストラン対策

  • 客引きをしているレストランは避ける
  • 店に入る前にメニューを見て料金を確認する
  • テーブルチャージがかかるレストランは、メニューの最後のほうに記載してある
  • 食事代はそれほど高くないように見えてもドリンク代が高額なレストランもあるので、注文時に確認する
ゆきこ
ゆきこ

ただし、海岸部は物価が高いため、民泊の人も自分では外食をしないことが多く、特にアルバイトの人はご存じないケースもよくあります。

余談ですが、実はbooking.comでも、ホテル関係者の口コミ投稿に気づいたことがありますし、旅行とは関係ありませんが、アマゾンの口コミのアルバイト募集のメールが送られてきたことも一度や二度ではありません。何が本当でどれがやらせなのかの判断は不可能ですが、口コミやレビューについても、慎重になったほうがよいと思っています。

クロアチアの治安:ちょっといい話

お客様からパスポートがなくなったと連絡をいただいたことがありました。大使館に連絡すると、前夜食事をしたレストランに忘れていたのを、レストランの人がわざわざ大使館まで届けてくれていたことが判明。無事、手元に戻りました。
冬の金曜日の夕方6時頃に、大使館に駆け込んできたクロアチア人の母娘がいたので、何事かと思ったら、日本のパスポートを持っていました。話を聞くと、花広場のゴミ箱の横に捨ててあったのを見つけて、日も落ちて寒い中、わざわざ大使館まで届けてくださったとのことでした。被害者はまだ気づいていなかったのですが、連絡がつき、いくらかの現金被害はあったものの、旅券は無事に還付することができました。どうやらIlica通りを歩いているときにポーチごとすられたようでした。
ドブロブニクでは、タクシーに携帯を忘れたお客様がいらっしゃいましたが、空港インフォメーションにタクシー会社の連絡先を調べにいったところ、タクシードライバーが既にインフォメーションに届けてくれていたため、本人の元へ戻ってきたこともありました。
ドブロブニクのタクシーにサングラスを忘れた方がいましたが、観光ガイドとしてタクシードライバーと名刺交換していたため、タクシードライバーから私に連絡があり、お客様の元へ戻すことができました。
10回くらい行きましたがトラブルは0です
日本にいる時と同じレベル以上に注意することは特にないです。

おわりに

体験談リアルすぎてビビった方もいらっしゃいますが、NYに住み始めて最初の1か月やパリ旅行1週間のほうが、クロアチア18年分より治安トラブルを見聞きすることは多かったかも(笑)。

緊急の対策を要しない犯罪やトラブルに遭遇した場合、帰国後メール等でよいので、在クロアチア日本大使館領事宛、トラブルの概要をお知らせいただけるといいかなと思います。頻度や傾向を把握することで、注意喚起がしやすくなり、今後のトラブル防止に役立てることができます。

クロアチアの治安関連の参考動画

動画内ではクーナでご案内していますが、2023年からクロアチアの通貨はユーロになっています。

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