クロアチア旅行へ行くにはどの航空会社を利用するのがいいのか、気になりますよね。
今回は、クロアチアに毎年1回以上ご旅行されるリピーター様やクロアチア在住の皆さまからもご協力をいただき、クロアチア旅行におすすめの航空会社の選び方をまとめてみました。
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クロアチア旅行のフライト概要
残念ながら、日本・クロアチア間は、ツアーのチャーター便を除き、直行便はないので、フライトは乗り継ぎとなります。ドイツやフランスなどヨーロッパ各地経由のほか、トルコやカタールなど中東経由がメジャーです。
クロアチアの国際便乗り入れ空港事情
クロアチアの国際便が乗り入れている主な空港では、首都のザグレブZagrebのほか、クロアチア観光の目玉、ドゥブロヴニクDubrovnikや世界遺産のあるスプリットSplitが人気です。
このほかにも、便数はかなり減りますがイストラ半島へのアクセスがよいリエカRijekaや円形闘技場の街プーラPula、アドリア海中部の街ザダルZadar、そしてアドリア海の島ではブラーチュBrač島へもヨーロッパからのフライトが乗り入れています。
ただし、ザグレブ以外は夏季のリゾートシーズンのフライトがメインで、そのほかの季節はぐっと不便になります。
一方クロアチアとあわせて旅行することが多い隣国スロヴェニアの首都リュブリャナLjubljanaは、ザグレブからバスで約2時間半と便利なので、こちらを利用する手もあります。
クロアチア旅行に便利な航空会社の選び方
今回は、東京・ザグレブ往復で、クロアチア旅行によく利用される航空会社のコロナ前の一般的な傾向をまとめてみました。
前提として、所要時間は24時間以内、そして遅延や変更など不測の事態による影響をできるだけ減らすため、日本国外での乗り継ぎは1回のみと設定しています。
格安航空券で行く
特に、航空会社にこだわりがなければ、スカイスキャナー 、サプライス、エクスペディアなどの航空券予約サイトが、一発でいろいろな航空会社を比較のうえ購入できて便利です。
時期にもよりますが、LOTポーランド航空、ターキッシュ航空、カタール航空あたりが値段が安いことが多いです。
上記サイトで値段や所要時間などの目安をつけ、おめあてのフライトに関しては、航空会社のオフィシャルサイトで再度確認、価格があまり変わらないようならオフィシャルサイトから予約・購入するのが安心です。
マイナーな格安航空券販売サイトでは、クレジットカード課金手数料が別途課金される可能性があるほか、座席指定、荷物、保険、機内食など購入ステップが複雑化していることが多い気がします。特に英語サイトの場合、慣れていないと誤解が発生する可能性もあります。さらにあまり知らないサイトで購入した場合、会社が倒産する場合もあるので注意したほうがよいでしょう。
マイルをためる
日本・クロアチア間のフライトでは、ヨーロッパ経由なら格安航空券でも、エコノミーで往復約6千マイル、プレミアムエコノミーなら往復約12000マイルが貯まります。
クロアチア旅行でよく利用される航空会社で
【全日空ANAのマイルが貯まる航空会社】ルフトハンザ、ターキッシュ(トルコ)航空、オーストリア航空、スイス航空、LOTポーランド航空、クロアチア航空
【日本航空JALのマイルが貯まる航空会社】エールフランス、カタール航空、エミレーツ航空、イベリア航空、大韓航空、フィンエア、ブリティッシュ航空
予約クラスによってマイル積算がゼロ、30%、50%などの積算率が適用される場合もあります。
所要時間が短い
東京発着で所要時間が短い航空会社なら、全日空、ルフトハンザ航空、オーストリア航空、LOTポーランド航空などが、乗り継ぎも含み片道13~14時間前後です。
乗り継ぎ時間は1時間前後、場合によっては40分という場合もあるので、旅慣れている人向けかもしれません。
LOTポーランド航空はお値段も格安で時間も短いとそそられます。何度も利用されてまったく問題がなかった方もいらっしゃいますが、トラブルの体験談も耳にしました。詳しくはウェブサイトをご覧ください。
乗り継ぎが楽
日本からのクロアチア旅行に便利な航空会社で、乗り継ぎが便利な空港といえば、ウィーン(オーストリア航空)、ミュンヘン(ルフトハンザ航空)、チューリヒ(スイス航空)、ヘルシンキ(フィンエアー)が定番です。ワルシャワ(ポーランド航空)もよいそうです。
逆に、フランクフルト、パリ、ロンドンなど大きな空港は、クロアチアなど小国行きフライトは場末扱い。移動距離がとても長いことが多く、しかもセキュリティチェックに時間がかかり、あせることも。
日本国内で乗り継ぎの場合、成田・羽田間移動にも注意が必要です。
また乗継ではありませんが、出国空港と帰国空港が異なる便が選択肢として提示されることもあります。
ターキッシュ航空では、イスタンブールで乗り継ぎ時間が6時間以上ある乗客に、無料でイスタンブール観光サービスを提供しています!
深夜日本発翌日午前中クロアチア着
深夜日本を出発して翌朝乗り継ぎ、午前中にクロアチア各地に到着できるフライトもあります。仕事を終えた後に出発、翌朝の午前中にはクロアチア旅行を開始でき、寝ている時間を有効に活用できます!
ご参考までコロナ前には
- ・ルフトハンザ航空やオーストリア航空、日本航空なら、羽田空港を深夜1時前後に出発
- ・エミレーツ航空は、成田空港を深夜発
- ・ターキッシュ(トルコ)航空は、夜23時前羽田発、などがありました。
深夜便は、スナック類はありますが機内食は軽めなことも。しっかり夕食を食べてから乗らないと、朝食まで空腹をがまんすることになる場合もあるようです。
航空会社の評判がよい
2020年のベスト航空会社ランキングによると、クロアチア旅行によく利用される航空会社では以下の航空会社がトップ20にランクインしています。(カッコ内は2019年、2018年のランキング)
- 全日空:3位(3位、3位)
- エミレーツ航空:6位(5位、4位)
- カタール航空:9位(1位、2位)
- ルフトハンザ航空:11位(9位、7位)
- フィンエアー:12位(?)
- 日本航空:13位(11位、13位)
- KLMオランダ航空:14位(18位、19位)
- ブリティッシュ航空:17位(19位、31位)
- スイス航空:圏外(13位、12位)
- オーストリア航空:圏外(15位、16位)
カタール航空やエミレーツ航空など、中東系の航空会社を利用する場合は、ラマダンに注意が必要です。経由地空港での飲食は、こっそりする場合は問題ありませんが、おおっぴらにすると注意されることもあるそうです。
東京以外の空港からも便利
東京以外の空港からも便利なフライトでは、ヘルシンキ乗り換えのフィンエアも人気です。ヘルシンキー日本間のフライトが約10時間前後と短く快適で、福岡や札幌も出ており、便利とのことでした!
飛行機は極力減らしたい
飛行機にはできるだけ乗りたくない!という方には、オーストリア空港でウィーンまでがんばって飛び、そのあとは陸路、というオプションもあります。
ウィーンからザグレブまでは、長距離バスで片道5時間と陸路圏内、日本なら国内旅行感覚の距離。ただし、国境パスポートコントロールが1回あります。
国境コントロールは、シェンゲン域に加盟するとなくなります!なくなると所要時間がさらに減って、もっと気軽になります!
ウィーン→リュブリャナ(スロヴェニア)を経て、クロアチアを北から南へ周遊、ドゥブロヴニクからイタリアのバーリBariへ船で渡り、ローマから帰国なら、日本からの直行便のみで周遊できますねー。
一粒で二度おいしい!ストップオーバーで経由地観光
時間に余裕がある場合、日本・クロアチア間に直行便がないのを利用して、経由地を観光するのもオススメです。飛行機代追加料金はゼロまたは少額で、経由地に2-3泊して観光を楽しむことができます。
経由地は、ロンドン、パリ、ウィーン、ミュンヘン、チューリヒなどであれば、情報も豊富で比較的気軽に観光できます。
実際に行った中でおすすめはイスタンブールです。日本に帰国途中の両親に同行して3泊しましたが、欧米やアジア圏とはまったく違うイスラム文化圏の異国情緒満載!期待値が低かったこともあり、初トルコだった父は大感激していました。
まだ実際に行ったことはないのですが、ドーハやドバイなど中東の国も一度は行ってみてもよいなと思っています。モスクワも興味はあるのですが、ビザが要るのが難点です。
クロアチアのフライト・飛行機・航空会社FAQよくある質問
国際便の乗継時間が短いので、ロストラゲッジが心配です。注意点を教えてください。
まず荷物がつかなくても観光への支障を最低限にするため、最初の1‐2日に最低限必要な身の回り品は手荷物にされることをお勧めします(液体や歯磨き粉などクリーム類は100ミリ以下の容器に入れて1リットル以下のジップロックに入れてくださいね)。
フライトが毎日飛んでいるときは、次の便(つまり翌日便)で荷物が届くことがほとんどで、次の便の到着から半日以内に指定した場所に届けられることが多いです。
フライト到着地の滞在が短い場合は、移動後の滞在地を指定したほうが安心です。
ロストラゲッジ配送を受け取るための待機で観光ができないなどの悪影響を避けるため、受取の宿泊先は荷物を受け取ってくれるホテルがオススメです(ホテルではロストラゲッジが届く旨お伝えください)。プライベートアコモデーション民泊の場合は、現地に人がいないので受け取ってもらえない場合があります。
荷物受け取りの連絡は、電話による通話が必要となります。可能であればWhatsAppなどのアプリを入れ、WiFiやデータ通信を利用するとコミュニケーションが円滑かつ格安です(日本の電話番号着信は高額のローミング料金がかかる場合があります)。
ロストラゲッジの時は、荷物が届くまでに必要なものを購入した場合、航空会社に請求できる場合がありますので、レシートは必ず取っておいてくださいね!
おわりに
それほど頻繁に体験できないフライト情報、皆様からの体験談がとても参考になります。コメント欄にコメントしていただけるととうれしいです!
クロアチア旅行におすすめの航空会社の選び方、いかがでしたでしょうか?皆様の快適ですてきなクロアチア旅行実現のお役に立てると、うれしいです。
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