クロアチアの人気の見どころドゥブロヴニクDubrovnik(ドブロブニク)。クロアチアの最南端に位置していて、アドリア海の中心スプリットSplitとの間移動には、長距離バスがよく利用されます。
長距離バス以外の方法はないの?
料金は倍近くなりますが、4~10月なら島を巡りながら行く高速船もあります!
- ドゥブロヴニク・スプリット間をボートで移動するメリットとデメリット
- ドゥブロヴニク・スプリット間移動の概要
- ドゥブロヴニク・スプリット間の移動、船(高速船=カタマラン)の概要
- ドゥブロヴニク・スプリット間の移動、船(高速船=カタマラン)の時刻表
- ドゥブロヴニク・スプリット間の高速船(カタマラン)の乗り場・降り場はどこ?
- 【旅ソム限!】ドゥブロヴニク・スプリット間の高速船(カタマラン)の選び方
- ドゥブロヴニク・スプリット間の高速船(カタマラン)のチケットの買い方
- ドゥブロヴニク・スプリット間の高速船(カタマラン)のチケットの買い方
- 知って安心!ドゥブロヴニク・スプリット間の高速船(カタマラン)のコツ
- (おまけ)クロアチアの船移動をもっと便利に!
ドゥブロヴニク・スプリット間をボートで移動するメリットとデメリット
さっそくですが、ドゥブロヴニク・スプリット間をボートで移動するメリットとデメリットは以下のとおりです。
ドゥブロヴニク・スプリット間をボートで移動するメリット
・渋滞の心配がなく、スケジュールどおりに移動できる→夏期は超重要!
・移動中も自由に歩き回れる
・トイレも好きなタイミングで行ける
・座席にゆとりがある
・コーヒーカウンターや自販機があり、コーヒーや軽食を買える
・この区間以外のクロアチア旅行の移動は基本陸路なので、気分転換になる
・フヴァルタウンやコルチュラタウン、航路によってはボルもちらっと見ることができて、(人によるが)ワクワクする
・旅をしている気分が盛り上がる
ドゥブロヴニク・スプリット間をボートで移動するデメリット
・11~3月は運航していない
・長距離バスに比べると、便数が少ない(最大で1日5便)
・料金が長距離バスより高い
・所要時間が長距離バス(の渋滞が少なければ)より長め
・座席指定がない。早めに乗らないと好みの席に座れない場合もある(ドゥブロヴニク・スプリット間だけの移動なら始発なので、すごく大変なことはありません。経由地から乗船する人は大変💦)
・波が高いと船酔いする可能性もある
波が荒い時は船酔いする人にとっては荒修行。
リピーター様でコルチュラ・ドゥブロヴニク間は毎年バスの方も!
・パーティー気分の酔っぱらった若者がうるさいことがある
船会社の人が注意するので、あまり見ないです
たまたまかもしれませんが、私が乗ったときは、酔った若い女の子たちがはしゃいで騒いだり、子供のように通路を走り回って競争をしたりしていました。楽しそうだったので、船会社の人も大目にみたのかもしれませんねー。
・(6月のシーズン初めは?←未検証)ドゥブロヴニクのグルージュ港下船時にウーバーやタクシーがなかなか捕まらない可能性がある
何度もグルージュ港で下船していますが、いつもタクシーが待っていますし、ウーバーにキャンセルされたこともないです!
・フェリーと違って、外に出られない高速船が多い
ドゥブロヴニク・スプリット間移動の概要
クロアチア最大の観光見どころドゥブロヴニクとクロアチア第二の都市スプリット間は、距離にして約230キロ。東京から長野が225キロなので、そのくらいの感覚です。
移動手段としては以下の4パターンがあります。
- 長距離バス
- 船(高速船=カタマラン)←この記事
- フライト(夏のみ週2便)
- 車
今回は、このうちに船(高速船=カタマラン)ついてご案内し、長距離バスなどそのほかの交通手段については別記事にします。
クロアチアでは単に「フェリーTrajekt(クロアチア語でトライェクト)」というと
車を乗せるカーフェリーを指し
車を乗せない乗客だけの高速船は「カタマラン」と呼ばれます。
【クロアチアの移動の注意点】
日本と違って交通機関の遅延は日常茶飯事。特に夏の観光トップシーズンは、渋滞や混雑の混乱で公共交通機関は大幅に遅延することも多いです。
乗り継ぎの場合は、特に時間に余裕をもって計画を立てるのがおすすめです!
ドゥブロヴニク・スプリット間の移動、船(高速船=カタマラン)の概要
ドゥブロヴニク・スプリット間の移動、春~秋のクロアチアの観光シーズンなら島を巡りながら行く海路もあります!
2024年の実績ベースなら以下のとおり便数がありました。
時期 | 便数(片側) | 運航会社 |
4/1(月)~4/25(木) | 1便 | Kriloクリロ |
4/26(金)~5/31(金) | 2便 | クリロ、TPライン |
6/1(土)~9/27(金) | 3~5便 | クリロ、TPライン、Jadrolinijaヤドロリニヤ |
9/28(土)~10/31(木) | 1~2便 | クリロ、TPライン |
カタマランの所要時間は4時間半から約6時間
4時間前後がほとんどの長距離バスに比べると、渋滞などによる遅延がない場合、ボート(高速船、カタマラン)のほうが若干長めになります。
料金は固定で、クリロ社は€50、TPライン社なら€48、ヤドロリニヤは€40です。
ドゥブロヴニク・スプリット間の移動、船(高速船=カタマラン)の時刻表
ドゥブロヴニク・スプリット間の移動、船(高速船=カタマラン)の時刻表、2024年の実績です。
上から運航期間(季節)が長い順に掲載しています。赤で囲っているところは、それぞれの便で異なる経由地です。スプリット・ドゥブロヴニク間の移動であれば、赤で囲った経由地は気にしなくて大丈夫です。
6/1初日はスプリット発のみ、9/27最終日はドゥブロヴニク発の片側だけです!
6/14初日はスプリット発のみ、9/22最終日はドゥブロヴニク発の片側だけです!
ドゥブロヴニク・スプリット間の高速船(カタマラン)の乗り場・降り場はどこ?
ドゥブロヴニク・スプリット間の高速船(カタマラン)の乗り場・降り場は以下のとおりです。
スプリットの高速船(カタマラン)の乗り場・降り場
スプリットの高速船(カタマラン)の乗り場・降り場は、スプリット旧市街から徒歩圏内の港です。
【旅ソムオリジナル】スプリット港の施設と高速船乗り場マップ2024年最新
広いスプリット港、どこに何があるのか、事前に知っておくと暑い中重い荷物をもって、ウロウロしたり、焦る必要がありません!
窓口で高速船のチケットを買うと、船が何番乗り場から出航するか教えてくれますが、事前にオンラインでチケットを購入した場合、船の乗り場番号はチケットには記載されていないので、下の赤■のところまで行き、電光掲示板を確認しなければなりません。
カタマラン乗り場は、下の地図の赤で囲った所、
ヤドロリニヤ社のカタマランだけ上の6番乗り場出航のときもあります!
(6番乗り場近く、青で囲ったエリアにあるヤドロリニヤ社オフィスで聞けば教えてくれます)
カタマラン(高速船)でないフェリーに乗るときは、行先によって21~25番など遠い乗り場になるときもあるので、ご注意ください!
上の地図の赤■のところに、船の乗り場を示す電光掲示板があるほか
船会社のチケット売り場(地図の黄色■)があります。
地図のGat Sv. Duje(聖ドムニウス埠頭)にある紺色の大きな建物内には、小さなスーパーマーケット、各種ショップ、カフェ、ヤドロリニヤ社のチケット売り場、公衆トイレなどがあります。
本サイトの情報には、細心の注意を払っていますが、変更や誤認もありえます。本サイトの情報を利用して生じた損失や不都合などについての責任は一切負いかねます。ご自身の判断と責任でご利用ください。
(おまけ)スプリットの港のタクシー料金表
ご参考まで、2024年4月に撮影したスプリット港のタクシー料金表を載せておきます。
スプリット港からスプリット空港へは€50~60が目安です(5~9月)。10~4月は20%割引と書いてあります。
ドゥブロヴニクの高速船(カタマラン)の乗り場・降り場
ドゥブロヴニクの高速船(カタマラン)の乗り場・降り場は、ドゥブロヴニク旧市街から北西に約3キロ離れたグルージュ港です。グルージュ港からさらに北西に600メートルほど行くと、ドゥブロヴニク長距離バスターミナルがあります。
ドゥブロヴニク、グルージュ港のタクシー料金表は下のサイトで調べられます。2024年はタクシー料金表は撤去されていて、2023年分ですが、2024年6月の情報では2023年と同じ料金のようです。
【旅ソム限!】ドゥブロヴニク・スプリット間の高速船(カタマラン)の選び方
フヴァル島在住でドゥブロヴニクとスプリットのいずれにも1年に何度も通うガイドゆきこの体験上、結論から言うと
ヤドロリニヤ社便は遅延が多いから避ける!
2024年新たにヤドロリニヤ社に導入された最新カタマランなら遅延がありません!
クリロ社とTPライン社ではいずれの便を選んでも大きな違いはありません。
ドゥブロヴニク・スプリット間の高速船(カタマラン)のチケットの買い方
運航会社すべての運航スケジュールだけでなく、所要時間、料金まですべてが一発でわかるので、まずはGetbyFerryの検索サイトを調べるのが簡単です。
というか、ドゥブロヴニク・スプリット間の長距離バスの検索をGetbyBusですると、右側のタブ(赤枠で囲ったところ)で高速船(カタマラン)の選択肢も出てくるくらいです(笑)。
クロアチアの船移動検索サイトGetbyFerryを選ぶ理由?
基本的には、クロアチアの船移動検索サイトGetbyFerryは網羅性も高く、必要な情報が一発で検索できて大変便利なので
手間暇を省いてラクにクロアチアの海路移動を検索、チケット購入したい!
という方なら、GetbyFerryだけ知っていれば大丈夫です。
クロアチアの船移動検索サイトGetbyFerryの注意点は?
時間は多少かかってもいいので、もっと知っておいたほうがいいコツや注意点はありますか?
クロアチアの船移動検索サイトGetbyFerryの注意点は以下のとおりです。
1.人気の時間帯や航路は船会社がGetbyFerryサイトに出さず、自社の直販売のみにする場合がある
2.GetbyFerryサイトの情報が間違っている場合が、ごくまれにある
3.GetbyFerryサイトはチケット購入手数料€3.5が追加で課金される
ご自分の希望にあったクロアチア旅ソムリエセレクト調査ご希望の方は、30分€15でご相談に応じています(調べる件数が多いと相談時間も増えます)。コンタクトフォームや公式ラインで、日程、人数、ご希望などをお知らせ下さい。
ドゥブロヴニク・スプリット間の高速船(カタマラン)のチケットの買い方
ドゥブロヴニク・スプリット間の高速船(カタマラン)のチケットは
1.前述のサイトでオンライン購入
2.港のチケット売り場で購入
の2とおりです。
高速船(カタマラン)には乗客数の上限があり、完売するとその船には乗れないので、時間が決まっている場合は事前にオンラインでチケットを購入しておいた方がよいでしょう。
チケットは船会社のサイトから直接買ったほうが若干安いです。
知って安心!ドゥブロヴニク・スプリット間の高速船(カタマラン)のコツ
・乗船できるのは出航時間の15分前からですが、夏場など混雑する時期は少し早めに行って並んだほうが、好きな座席を選ぶことができます。
(おまけ)クロアチアの船移動をもっと便利に!
アドリア海の島に行くなら、ヤドロリニヤ社のアプリが便利
今回ご案内しているドゥブロヴニク・スプリット間の高速船(カタマラン)だけなら、不要ですが、アドリア海の島へ何度も行くなら、ヤドロリニヤ社のアプリが、行列に並ばず、たとえばスプリットに向かうバスの中からでも臨機応変にプチっとチケットを購入出来て便利です。
私も多用しています!
TPライン社便はボートの現在地をトラッキングできる
TPライン社便はボートの現在地をトラッキングできます。
遅れているのかな?というときなど、TPラインのサイト→右上のMenu→Time table→調べたい船の航路の部分に行くと、「for the real-time location of the vessel click here.」と書いてあります。
コルチュラタウンで乗り降りするときの注意点
ドゥブロヴニク・スプリット間の移動だけで高速船(カタマラン)を利用する場合は関係ありませんが(途中下船の場合は下船後区間のチケットは無効)、途中のコルチュラタウンが目的地で乗り降りをする際は、悪天候の場合は、デフォルトの東港ではなく、西港を利用する場合があります。乗船時刻の30分前に船会社オフィスに確認することが推奨されています。
場所が変わっていたのを知らずに乗り遅れて午後の便になったお客様がいらっしゃいました!
皆様の体験談がほかの人の旅行にとても役に立ちます。状況がコロコロ変わるクロアチア、お気づきの点やお客様が体験されたリアルな情報、誤りのご指摘などございましたら、コンタクトフォームや公式ラインなどでお寄せいただけるとうれしいです!
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