クロアチア、2023年1月1日からユーロ導入

実用情報
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2013年からEUには加盟していたものの、依然クロアチア独自の通貨、クロアチア・クーナが使用されていたクロアチア、1か月後の2023年1月1日からついにユーロが導入されます!

クロアチアのATMでユーロをおろすと出てくる紙幣の種類

ユーロが導入されて1か月。(700€、10万円)をATMでおろしました。出てきた紙幣は…

プチ札束でお金持ち気分(笑)

20€札34枚、10€札2枚と比較的使用しやすい少額紙幣、100€札や50€札はまったく入っていなかったのはちょっと意外でした。

逆にいうと100€札や50€札などの大きめ紙幣でおろしたいときは、窓口に行く必要があるのかなと思いました!

クロアチア版新ユーロ硬貨パッケージ販売スタート

2023年1月1日からユーロ圏に入るクロアチア、1か月前の今日から100クーナ(約2千円)分の、新クロアチア版ユーロ硬貨パッケージの発売が開始しました!

クロアチアデザインの新コインは、1月1日まで使えませんのでご注意くださいね!

クロアチア版新ユーロ硬貨パッケージは、クロアチア各地の銀行や郵便局で購入できます。

クロアチア版新ユーロ硬貨って?

ユーロ紙幣は全ユーロ圏共通ですが、コインは各国版のご当地デザインのユーロ。クロアチア版ユーロコインのデザインはごらんのとおりです。

  • 2ユーロ硬貨はクロアチア地図
  • 1ユーロ硬貨は、現クロアチア通貨「クーナ」の記憶の残すべく?クーナ(クロアチア語でテン?ミンク?かつて毛皮が通貨として使用された小動物)
  • 10‐50セント硬貨はクロアチア出身の交流電気発明の父、二コラ・テスラ
  • 1-5セント硬貨は、中世のクロアチア文字グラゴール文字

2023年1月1日から2週間は2つの通貨が使える移行期間

1月1日から2週間は、ユーロとクーナ、両方の通貨が使用できる移行期間。お店などでの支払いはクーナ、ユーロ両方でできますが、おつりは原則ユーロ。ただお店は、50枚以上のクーナ硬貨は、一度の取引で受け取る義務はありません。

手持ちのクロアチア・クーナはいつまでユーロに交換できる?

クーナ紙幣や硬貨からユーロへの交換は、2023年1年間はクロアチア各地の銀行など金融機関でできますが、それ以降はクロアチア中央銀行のみで交換可能。紙幣は交換の期限はありませんが、コインはユーロ導入から3年間です。

クロアチア中央銀行でクーナからユーロに交換ができるのは、銀行での交換サービスが終了した1年後からです!

クーナ硬貨が大量にある?どうすればいい?

大量のクロアチア・クーナ硬貨、2023年の1年間はクロアチア各地の銀行でユーロに交換してもらえますが、窓口を利用する場合、待ち時間が長いときがあるだけでなく、コインの種類ごとに分けてもっていかなければなりません。

私が銀行口座をもっているクロアチア最大大手のザグレバチカ銀行では、ザグレバチカ銀行の口座を持っていれば、手持ちのクーナ硬貨をまとめて引き取り、銀行口座に入金してくれる機械があります。

残念ながらすべての銀行にあるわけではなく、ザグレブでは、Miramarska 23(ザグレブ鉄道中央駅南口から徒歩約8分)のザグレバチカ銀行支店のみに設置されているようです。

他の銀行はわかりませんが、きっとほかの銀行にも同じようなサービスがあると思います。

【補足】キャッシュレス化が進むクロアチア

クロアチアに来る旅行者にはとても!便利になるユーロ導入ですが、クロアチア国内ではキャッシュレス化が進んでいて、ユーロ導入といっても、それほど実生活に混乱はないのかな?という印象(値上げは恐ろしいですが…)。

コロナの影響もあり、クレジットカードが使えるところも急増、apple payやGoogle payでスマホ決済も日常茶飯事、数クーナ(100円以下)の買い物でも、カード決済しても嫌がられることもありません。

アメックスとJCBは使えないところが多いのでご注意ください!

ただ、以下の場所では依然現金しか使えませんので、ご注意ください。

  • 青空市場や屋台のスタンド
  • 公共トイレ
  • コインロッカーをはじめ各地の手荷物預かり所
  • 庶民派レストランやカフェ
  • タクシー
  • レストランやホテルのチップ

タクシーやレストランのチップ以外は少額なので、たくさんの現金を持ち歩く必要はありませんが、タクシーやレストランを利用する際は、現金を用意することをお忘れなく

プロフィール
この記事を書いた人

2003年からクロアチアの首都ザグレブ在住、Youtube「クロアチア旅ソムリエ」運営中。夫はクロアチア人、男の子二人の母です。
ザグレブで民泊経営、1000人以上の日本人旅行者のクロアチア旅行のお手伝い経験+クロアチア政府観光局はじめ各種翻訳、雑誌・ガイドブックのメディアコーディネータ、医療通訳をしています。
独身時代は敦煌、ガラパゴス諸島やイースター島など秘境をはじめ、世界各地を旅行、近年はクロアチアを中心に周辺諸国取材を楽しんでいます。

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