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【クロアチアの通貨・両替・お金】クレジットカードのキャッシング、損しないATMはどれ?

クロアチア、スプリット空港のATM お金
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ユーロが導入され、便利になったクロアチア。クロアチア旅行で必要となるお金、ユーロ現金はどうやって準備するのがお得かの調査第一弾。2023年5月にクレジットカードのキャッシングでATMによってどれだけ違いが出るか、調べてみました。

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【大前提】クロアチア旅行のATMキャッシングで損しない大原則

細かい話に入る前に、とりあえずこれだけ押さえておけば、クロアチア旅行のATMキャッシングで大きく損することはない、という大原則をお伝えします。

それはまず○○bankaと書かれた銀行系のATMを選ぶ

そのうえで、「コンバージョンなし」「コンバージョンを拒否」または「EUROでチャージ」などDCCレートでないほうの選択を選ぶ、の2点です。

この二つさえ間違わなければ、違いがあったとしても、誤差の範囲ですむと思います。

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【検証!】スプリット空港のATMはどれが有利?

今回調べたのはクロアチア第二の町で、夏のフライト便数が一番多いスプリットSplit空港。

空港ロビーにはいろいろな会社のATMがずらりと並び、どれを選んだらよいのか、迷います。

ATMがずらりとならぶクロアチア第二の町スプリット空港

しかも一番左のATMから少し離れたところには、両替所と銀行窓口もあります。

手持ちの現金から両替できる両替所とOTP銀行

クロアチアを訪れる旅行者の方から、ATMのキャッシングはどれがおすすめかよく聞かれることも多いので、機会があるたびに調査実行!今回は、200€を入手するのに、日本円がいくら引き落とされるかを調べてみました。

ちなみにこの日の欧州中央銀行ECBレートは1ユーロ=149.2円でした。

結論から言うと、この日のスプリット空港内に設置されていたATM端末で、最終引き落とし金額が画面に表示されたATMのうち、もっとも有利だったのは、左から2台目と3台目、HPB銀行のATMで200€が33,288円。(この場合でも、左側のボタン、Proceed without conversion offerを選んだほうが有利です!)

一番不利だったのは右から3台目と5台目の黄色いAuto Domus社のATMで、200€が35,718円。上のHPB銀行との差額は、約2,500円(7.5%)でした。

ご参考まで、各ATMの画面は少し離れたOTP銀行から右へ行くにしたがって、ご覧の通りです(クリックすると拡大します)。真ん中の赤いATMは利用不可でした。

最終引き落とし金額が表示されなかったOTP銀行とザグレバチカ銀行は、同じ日の交換レートを銀行公式サイトから調べてみましたが、クロアチアの銀行勤務のママ友に聴取、画面下の小さな文字で「クレジットカード発行会社の手数料が適用される場合がある」と書いてあったり、両替レートConversionの選択があったりで、一筋縄ではいかないことがわかりました。

ちなみに、スプリット空港で利用可能だった6社のATMのうち、コンバージョンの選択があったのは4社。いずれもコンバージョンのないほうを選んだほうが、レートはいいようです。

クロアチア各地の空港にある両替所はレートが悪く、ATMでキャッシングのほうが有利なことが多いです。

【注意!】クロアチア旅行で避けたいATMの特徴

ホテル内や空港、バスターミナルなど、クロアチア旅行をしているときに便利な場所でよく見かけるATMで避けたいのは、ずばりこちら!

このほかにも、下の銀行系以外は避けたほうがよいです。

上のスプリット空港では、この避けるべきEuronetが下のライファイゼン銀行と共通ATMになっていました。これについてはさらに調査します。

【追記】クロアチアでよく見るほかの銀行はどう?

クロアチアでATMでキャッシングをする際の原則として、銀行系のATMをお勧めしています。下の銀行であれば、両替レート自体はそれほど大きな違いはないです。

実はこの5月23日にスプリット空港で調査したあと、5月27日にリエカ中心部のPBZ銀行で300€を引き出しました。

日付、金額を調整して比較してみました(作成中、未完成です)。

手数料ECB欧州
中央銀行比
日付同日の
ECBレート
HPB0?11.6%5/23
ライファイゼン
Raifeisen
3.95€13.95%5/23
ザグレバチカ
Zaba
5.31€14%*5/23
PBZ4.78€14.17%5/27
OTP4.65€?5/23
*ザグレバチカ銀行の欧州中央銀行比は、公式サイトのDCCを参照しました。

クロアチアのほかの空港やバスターミナルのATM設置状況

ここではクロアチアのほかの空港やバスターミナルのATM設置状況をご紹介します。

ドゥブロヴニク空港到着エリアのATM設置状況

こちらは2023年5月のドゥブロヴニク空港到着エリア。

右からEuronet、Erste銀行、ザグレバチカ銀行、ライファイゼン銀行、PBZ銀行、OPT銀行、HPB銀行のATMが設置されていました。

ザグレブバスターミナル出発フロアのATM設置状況

こちらは2023年7月のザグレブバスターミナル出発フロア。

右からErste銀行、ザグレバチカ銀行、両替専門社、PBZ銀行のATMが設置されていました。

クロアチア旅行者様からいただいた情報

以下はクロアチアを旅行された旅行者様からお寄せいただいた情報です。

2023年9月下旬、ドゥブロヴニク旧市街内でPBZ銀行(上記スプリット空港にはなかった)とHPB銀行(上記スプリット空港では最有利)の2か所のATMで比べるとPBZ銀行のほうが有利でした!1日違いで、同じカード、同じ金額、同じコンバージョン選択で検証しました!この期間は為替レートはほぼ安定していたので、日付の違いは関係ないと思います。

最後に

クロアチア旅行で必要なユーロ現金の入手方法は、ほかにも以下のような方法がありますが、これらは別の機会に調べます。

  1. 日本の銀行で両替する
  2. クロアチア国内の銀行や両替所、郵便局で両替する
  3. クロアチアのホテルで両替する
  4. フィンテックのWiseやRevolutで両替したうえでATMで引き出す

これまでクロアチアを訪れられた旅行者様にアドバイス、同じ会議に出席された複数の方から別の場所やATMで下ろした結果などから、一番有利なのでは?と思う内容をお伝えしていますが、金融機関の専門家ではないため、誤りがある場合もございます。

誤りに気付かれた方はぜひ、正しい情報をお知らせいただけるとうれしいです。

また、皆様の経験談も大募集しております。より正確な情報提供ができますよう、ご協力をお願いいたします!

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