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大学卒業式目前、長い入院生活│ゆきこのキセキ3

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真っ白い病院の天井を見ながら時間が過ぎてゆく日々。
時間という流れなのか、空間なのか、場所なのか、自分なのか、物質なのか、
生きているのか、もともと生きていないのか…。
真っ白い天井と自分が一体化する日々が続いた。

交通事故なので、外科と思いきや
病気が見つかり内科に移動
外科病棟は元気な人ばかりだったが
内科病棟の病室は凄まじかった…

3か月間様々なシーンに遭遇した。

気が滅入る毎日の中
私を救ってくれたのは
時々様子を見に来る外科のN先生だった。

いつもふざけてノリの良い先生と話すのが
元気な自分に戻れる時間だった。

しばらくして
事故で裂傷した眉間から大きなガラス破片が出てきたときは
処置の失敗振りに大笑いした。

N先生じゃなかったら
眉間の傷は奇麗に消えたのかもしれないが
N先生じゃなかったら
元気に入院生活を過ごすことはできなかっただろう。

12年後
N先生は医師を辞め世界一周の旅に出た。

クロアチアにも来てくれ
私の一番最初に盛岡でできたクロアチア人の結婚式に参加する日
代わりに私の宿、苫屋の宿番をしてくれた。

彼が居なかったら
盛岡で奇跡的にできたクロアチアの友人の結婚式には参加できなかった。
本当に不思議なご縁である。
その日の状況のブログhttps://crotoma.exblog.jp/13622022/

このブログを読むたびに
まさにN先生は人生の恩人だな…と思う。

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