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難民キャンプでの活動と思い│ゆきこのキセキ6

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プーラの難民キャンプでのボランティアは
クロアチアのNGO団体スンツォクレット🌻が母体の支援活動だった。

ジュルジッツァさんという方が長を務める団体で
当時は
避難民の子どもたちの教育と
現地の若者たちのユースセンター活動に力を入れていた。

ゆきこ
ゆきこ

クロアチア語で
スンツォクレットは「ひまわり」
ジュルジッツァは「すずらん」という意味🌸

特に民族紛争で家を追われ
住むところを失った避難民の子どもたちが
難民キャンプで共に暮らすなか
教育活動として
世界中からボランティアスタッフが集まり
民族や国が違っても
仲良く助け合って暮らせることを体感してもらうプログラムの一環だった。

当時、小学校教員を目指していた私にとって
この活動はまさに学びの毎日だった。

何かしたい、支援したい・・・と参加したが
自分たちは無力で
逆に子ども達に助けられ教わって
約3か月にわたる活動を終えた。

どんどん次から次へと寄付される文房具屋やおもちゃ…
物が溢れることで粗末に扱うようになる子ども達
溢れかえる物の寄付が
暴力のように見えた。

役に立ちたい、何かできるかも?
そんな思いは
最後はただ
難民キャンプで出会った人達を大切にしたいという
シンプルな気持ちに変わっていった。

何もできなかったかも知れないが
その時に出会った人や学びが
今の自分を支えてくれ、
現在でもお互いの人生に、影響し合っている。

98年のプーラの出会いが
今の自分に、確実に、繋がっている。

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