プーラでのボランティア活動が終わった後のこと
詳細はすっかり忘れてしまったが
旅行をしていて
夜遅くに
北イタリアのトリエステ空港に着いたことがあった
その夜は
トリエステのバスターミナルまで行く予定で
乗り合いのタクシー乗り場へ
タクシーを待つ間
待っている人同士、仲良くなり
その中で
話が合う同じくらいの歳の女の子に出会った
彼女の名はフロリンダ
その夜
バスターミナルで野宿しようと思っている
と話すと
フロリンダは血相を変えて
「そんな危ないからやめて!!
泊るところがないなら
うちに泊まればいいじゃない!」
バックパッカー旅が好きだった私にとって
バスターミナルの野宿は
日常茶飯事だったけれど
せっかく出会えたフロリンダを心配させる訳にいかず
ありがたく泊めてもらうことに
フロリンダのアパートに入ると
部屋の壁には
リエカやオパティアなど
クロアチアのアドリア海のポスターが貼ってあった
驚いて聞くと
フロリンダは何と
クロアチア人ということが判明!!!
ずっとイタリア人だと思って話していたが
まさかトリエステで
クロアチア人に会えるとは!
クロアチアにぞっこんだった私は
更に
クロアチアに運命を感じた✨
どこに行っても
私には
クロアチアの追い風が吹いている!!!
そう思い込んで
テンションが上がった夜だった✨
クロアチア国境から車でほんの1時間
クロアチアに一番近い西ヨーロッパの街トリエステには
実は
多くのクロアチア人が留学して住んでいることは
別に珍しいことではないのを知ったのは
それからしばらく経ってから
それを知るまでの数年間は
ずっと
この出会いを運命だと思い込んで
ますますクロアチア熱を上げていた。笑
とはいえ
フロリンダとの出会いは本当に運命で
翌年
リエカの実家にも泊まりに行き
家族とも仲良くなり
ホームステイまでさせてもらった
その後しばらくはずっと
Facebookだけの繋がりだったけれど
実は最近、仕事で
イストラ半島のアグロツーリズムについて調べることになり
ふと
フロリンダのことを思い出した
フロリンダ、どうしてるかなーと思って
Facebookを見てみると
なんと彼女は
イストラ半島のガイドブックを書いているではないか!
さっそくアグロツーリズムのおすすめを聞くと
冬はやってないかもねぇ、といいながら
でも
すぐにいくつか教えてくれた
ほかのおすすめが冬で全滅だったので
涙がでるほどありがたかった♥
結局、彼女のおすすめも冬はやってなかったけど(笑)
日々のひとつひとつの出会いが
まさに運命だと思うが
クロアチアに関する出会いは
度を越えて
いつもドラマチックである。
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