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【ミシュラン一つ星】Draga di Lovranaアドリア海絶景美食

クロアチアのミシュラン一つ星レストラン イストラと周辺
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今回は、3年連続ミシュラン一つ星を獲得したアドリア海を望むイストラ半島の絶景レストラン、ドラガ・ディ・ロヴラナDraga di Lovranaをご紹介します。

本記事の内容はクロアチア旅ソムリエのYouTube動画でもご覧いただけます。

クロアチアのミシュランレストランガイドは、2017年が初版。ドラガ・ディ・ロヴラナは、第2版ではミシュラン・プレート、第3版から一つ星を獲得しています。

Draga di Lovranaは、クロアチアのグルメ激戦地イストラIstra半島に位置。オーストリア・ハンガリー帝国時代のセレブ保養地オパティヤOpatijaから曲がりくねった道を車で20分。標高400mのテラスからはクヴァルネルKvarner湾の絶景が広がります。ウチュカUčka自然公園にもほど近く、静けさを満喫できます。

アラカルトメニューもありますが、今回は5コースのティスティングメニュー590クーナ(約1万円)をいただきました(テーブルチャージ、ドリンク別)。

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レストランDraga di Lovranaのテイスティングメニュー

【アミューズ】魚のムースとフムス

アミューズは、レッドマレットred mullet(魚)のムースと、フムスは近隣Brseč産ニンニク若芽ピクルス添え。

ムースは魚の風味が口に広がります。台もサクサク、一口でぱくっとおいしかったです。

自家製パン3種とイストラ産極上オリーブオイル

パンは自家製の3種、フォカッチャ、サワードウとコーンブレッド。いずれももっちりおいしかったです。

イストラ半島の極上オリーブオイル2種が一緒にサーブされました。

【コース1品目】生スカンピSCAMPI ON CURD

前菜は、新鮮な生のスカンピ(ヨーロッパアカザエビ)。地元ウチュカUčka山産リコッタチーズクリーム、塩クルミのクランブル、レモンピール、オリーブオイル添え。

新鮮でフレッシュなスカンピと軽いクリームは、いくらでも食べられそう♥スカンピは、目の前に広がるクヴァルネル湾特産の食材、レストランのボートで自前で捕獲しているそうです。

【コース2品目】牛肉のタルタルBEEF TARTARE

二つ目の前菜は、牛肉のタルタル、根セロリのマリネ巻き、セロリ葉クリームのせ、サイドにはナツメjujubeクリーム、熟成チーズとビーフ・ジュjus(肉汁)添え。

根セロリのマリネは千枚漬けのよう。牛肉の味はあまりせず、ほんのり爽やかな根セロリの味わいです。軽くてさっぱりして量もほどよかったです。

【コース3品目】エビたっぷりクリームリゾットSCAMPI AND PRAWNS RISOTTO

ピエモンテ産カルナローリ米のクリームリゾット、エビ入り、スカンピのせ、フレッシュピーチ添え

甘酸っぱいフレッシュピーチとクリームリゾットの相性が絶妙。えびもたっぷり。最初の2品の量がちょうどよかったので、がんばって全部食べましたが半量にすればよかったと反省。

【コース4品目】ボシュカリン種雄牛テールのラグーBOŠKARIN

イストラ原産ボシュカリンboškarin種雄牛テールのラグーのオープンラビオリ、トリュフ、若ゴートチーズ、洋ナシのソース、塩ヘーゼルナッツ添え

しっかり濃厚な味付けのビーフラグー。やわらかく煮込まれたビーフテールは、パスタとの相性ばっちり。洋ナシとの組み合わせもおいしかったです。トリュフの風味はあまり感じられませんでした。残した半分は夫が完食

【コース5品目】仔牛コットレットVEAL

仔牛コットレット、オランデーズソースとグレービー、ポテトのガーリックとローズマリー風味、ラディッシュとマスタードのピクルス、キャロットと今が旬のグリーンピースのソテー添え。

味付けは悪くなかった。お肉はちょっとドライだったかも。量多くて、二口だけ。残りは夫完食

【追加】チーズプレート

ディナーに備えてランチを軽めに調整していた夫、私の分を手伝ってくれても、まだ食べたりなかったので、チーズを追加オーダーしました。

パグ島産チーズ、若ゴートチーズ、スクータチーズ。ヘーゼルナッツのクランブル、アプリコットと洋ナシ添え

【プレ・デザート】ふわふわエスプーマespuma?

プレ・デザートは、マンゴー?のエスプーマ?ホワイトチョコのレッドペッパーとローズマリー風味がトッピング。

ふわっふわ、とろり食感クリーム、軽くて甘酸っぱく、さっぱり美味。中にはちょっと甘めのクリーム

【デザート】ホワイトチョコのNamelaka、ベリーのラグー添え

ホワイトチョコのNamelaka、ベリーのラグー添え、ストロベリーのバタークリーム、乾燥ビスケット、ハニークッキー添え

namelakaは、日本語「なめらか」を語源とする新作スイーツだそう!初耳!

さっぱりフレッシュ、甘酸っぱくて、おいしい♥ビスケットもサクサクで絶妙のマッチで大満足でした

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ワインはクロアチア産を赤白とりまぜて4種、二人で7杯

ワインは、テイスティングメニューにあわせてペアリングもできますが、夫はそのときの気分にあわせてソムリエさんと相談しながら決めたいタイプ。私があまり飲めないのといろいろ試したいのでボトルでは頼まず、グラスでオーダーできるものをいただきました

アペリティフから前菜にかけてザグレブ郊外のワイナリーŠemberのロゼのスパークリングワイン

プレシヴィツァはザグレブ郊外のワインの産地

続いてイストラ半島の有名なワイナリーKozlovićのクロアチア土着品種マルヴァジア(白)

その次にいただいた白、ソーヴィニヨンは、アペリティフと同じくザグレブ郊外プレシヴィツァPlešvica地区のワイナリーKorak。ちょっとイメージが異なっていたようで、これだけ珍しく残していました。

最後に赤は内陸部スラヴォニア地方の有名なワイナリーKrauthakerのMercs、メルローとカベルネソーヴィニヨンのブレンドしたものをいただきました。

Kutjevoクティエヴォもクロアチアを代表するワインの産地

レストランの雰囲気など

ディナーのスタートは6時、ゆっくり食べてお会計が終わったのは9時過ぎでした。客室10室の併設ホテルに宿泊することもできますが、食事だけして車で帰るお客様もいらっしゃいました。

レストラン・ホテル・ドラガ・ディ・ロヴラナの立地。翌朝ランに出かけた夫撮影

レストランのキャパシティは80人、この日はテラス席のみ営業。

クロアチアでは、夏はあまり屋内は好まれず、使われないのでがらんとしていることが多いです。

7月中旬でしたが、8時過ぎからは肌寒く、ノースリーブの女性はレストランのブランケットを借りてはおっていました。

このときは、ほとんどすべてのテーブルがオーストリアやベルギーなど、外国からのゲストでした。比較的年齢層は高めでしたが、7-9歳の子供連れのテーブルも2席ありました。ゲストの服装は、男性はシャツ、女性はワンピース。数は少なかったですが、男性は短パンの人もいました。

冬は週末だけ営業、雪景色も楽しめるそうです。

【気になるお値段】夕食二人分はワイン7杯込みで約3万円

気になるお値段ですが、5コースのティスティングメニュー一人590クーナ(約1万円)、カバーチャージ、チーズプレート一皿追加、グラスワインを二人で7杯、ミネラルウォーターを2本で、1785クーナ(約3万円ちょっと)。これとは別に10%ほどチップを現金で払いました。

朝食付きの宿泊が二人で1033クーナ(約18000円)だったので、1泊込みで二人で合計約5万円でした。併設のホテルに泊まった様子は別記事でご紹介します。

ホテルDraga di Lovrana宿泊予約はこちらのリンクからしていただけるとうれしいです。

レストラン、ドラガ・ディ・ロヴラナ総論まとめ

地元の食材にこだわった料理は、味付けも軽めで大変おいしくいただくことができました。

テイスティングメニューの量は、これまで食事をしたほかのクロアチアのレストランに比べると、50代日本人女性の私にはほどよいかげん。量が多いことを予想してランチを超軽めにしたクロアチア人夫は、予想外に食べ足りなかったので(ワイン5杯半飲んだ)、男性はランチ、普通に食べてよさそうです。

レストランの雰囲気も、サービスもとても快適。山の中の不便な場所にあるからでしょうが、お値段はほかのミシュラン一つ星レストランに比べると、ワインも含めて、ちょっとお手頃な感じがしました。

ミシュラン一つ星レストラン、Draga di Lovranaレポートいかがでしたでしょうか?クロアチアでのレストラン選びの参考にしていただけるとうれしいです。

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